一劍

冰川清志( 氷川きよし ) 一劍歌詞
1.一劍

作詞:松井由利夫
作曲:水森英夫
編曲:佐伯亮

川の水面に 搖れる月
一刀兩斷 影を斬る
心騷がず波立てず
かわす 突く 擊つ 拂う
劍に男は…
劍にひとすじ 夢を追う

「心正しからざれば
劍また正しからず…」

敵は己の 內にあり
柳暗花明の 現世も
春に背いて 野に伏して
押せば引け 引けば押せ
劍に男は…
劍に命の 華を見る

風と淚と 草の露
行雲流水 成るがまま
襟を正して 瞼を閉じて
間髮の この氣合
劍に男は…
劍に明日の 道を知る


2.きよしの森の石松

作詞:松井由利夫
作曲:水森英夫
編曲:伊戶のりお

叩きゃ誰でも 出るのが埃(ほこり)
野暮は棚上げ この渡世
根掘り葉掘りは 遠州牛蒡(えんしゅうごぼう)
前しか見えない 石松さんの
決まり文句は
馬鹿は死ななきゃ なおらない
だけどかわいい だけどかわいい
男だね

橫にしとけば まとまる話
縱にするから 角が立つ
ましてひと口 御神酒(おみき)を入れりゃ
秋葉の火祭り 石松さんは
飛び火どころか
手には負えない 虎になる
だけどかわいい だけどかわいい
男だね

手摘み茶っ葉と 俠(おとこ)の器量
甘さ·澀さが かくし昧
清水港の 孵(はしけ)じゃないが
度胸が賣り物 石松さんは
浮かれとんで
千里松原 どこへ行く
だけどかわいい だけどかわいい
男だね